1946年、樫尾忠雄は機械部品を製造する小規模な工場を設立しました。事業を拡大し、急成長するエレクトロニクス市場に進出するために弟を迎え入れましたが、この決断が実を結び、この会社は最終的に時計、電卓、その他のデジタル機器の代名詞として知られる世界的な巨大企業へと成長しました。
「ブランドとして、私たちは常に創造的で独創的な製品を紹介しようと努めてきました」とデジタル部門の執行役員を務める石附洋徳氏は語ります。「しかし、製品カタログだけではお客様にカシオ計算機を選んでいただけないこともあります。他社との差別化を図り、市場での存在感を維持するためには、すべての活動の中心にお客様を据える必要があります。」